2014年7月6日日曜日


このカフェよりもおもてなしの心溢れるカフェを、他に知りません。
女性1人で切り盛りされている、宗像市の小さなカフェ。お店に入ってくる1人1人に、ありきたりな「いらっしゃいませ」ではない、人と人との会話を投げかけてくる店主。数年前から何度も通っていますが、1度たりともその姿勢が揺らいだ所を見たことがありません。決して席数は多くはないけれど、1人ですべてをこなされているため、満席になると注文の品が運ばれてくるまでに1時間ほどかかります。でも、それを不満に思う人は誰もいません。(もちろん、お店に入った時点で店主から「かなり待ちますけど大丈夫ですか?」と声がかかる)また、1人客や長居客が多いのも特徴で、私自身も4時間読書をして過ごしたことがあります。



飲み物やデザート1品1品にこだわりと優しさ、器と盛りつけにもセンスが光ります。上の写真は人気メニューのレアチーズケーキ。ケーキという概念を覆す形状と美味しさです。また、カトラリーがケースに入れられてドン!とテーブルに置かれることなど決してなく、1本ずつ店主の手によって静かにテーブルに置かれます。そうすることで、フォーク一本、コースター1枚にまで店主の心が宿ります。


柔らかな光が差し込む店内はどこを取ってもフォトジェニック。カメラをぶら下げて出掛けるにも良い場所です。

福岡県宗像市須恵1-4-5 (月・木定休)


© Chie Mitsunaga(光永 知恵)
 
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