2014年3月27日木曜日


今となっては、北九州で唯一の百貨店となった井筒屋。
向かって左側の本館と右側の新館の、新旧の建物のアンバランスさがおもしろい。

現在、紫江's・紫江's II・新館のある場所は、かつて本館と意匠をそろえた別館・事務館・パーキング棟があり、これらの建物群を紫川の向こう岸から見ると、統一感のあるレンガ色の壁面とスクエアな窓が端正に並ぶ外観に相まって、まさに威容を誇っていたように思う。

別館が紫江'sに変わった現在、別館に隠れていた本館の西側壁面は、その姿を周囲に晒すことになったが、かつての別館の壁面ほど端正さが感じられないのは残念である。

© Satoshi Miyamoto (宮本 哲)

 
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