2013年12月29日日曜日


小学生だった頃、本好きの父親に連れられて時々来ていた場所。
これは背の高い木々のある南側、銀杏の落ち葉の絨毯から臨む図書館の姿です。
季節毎に窓から見える景色も素敵なんだろうな……と想像できます。
幼い私には「なんだか古びた建物だな」という印象しかなかった図書館が
こんなに素敵な建築物だったなんて!

日本を代表する建築家・村野藤吾が設計した作品であるとのこと。
今、多額の維持費が懸念され、撤去か存続かが議論になっており、今年度(平成25年度)中には北九州市が結論を出すとの報道があったばかりです。

この素晴らしい建築物を、私たち北九州市民の遺産として存続させてほしい……。
そんな願いの炎が、私たちGMT foto @KitaQのメンバー内で灯りました。

壁面に使用されているレンガ。
これは、高炉の副産物として排出される鉱滓(こうさい)を原料の粘土に混入し
焼成したものだそうで、八幡製鐵が資源再利用の一環として製造したものなんだとか。



所々に配置された模様が、とても可愛らしい。
縦長の窓の配置にも、デザイン性があるのが一目で分かります。


北側の表玄関側。
道路を渡って歩道橋を上ると、背後に皿倉山の頂きが見えました。

ぜひ、私たちとともに、生き続けてほしいです。

一緒に撮影に出掛けた夫の写真と記事も、合わせてご覧ください >> コチラ

© Chie Mitsunaga(光永 知恵)

 
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